会社の問題解決のために経営者がすべきことは?

「問題を解決」することにはいくつかのハードルがあります。

  • 問題(だと認識した点)を解決するソリューションを誰が持っているのか?
  • 社内にその人材はいるのか?
  • 適材が社内にいるのであれば、彼/彼女に何を伝えればいいのか?
  • 逆に、適材が社内にいないのであれば、社外のどのような人材や機関に相談すればいいのか?
  • 社外の人材や機関に何をどの程度伝えればいいのか?
  • 問題の解決に至るまでに費用や期間はどの程度かかるのか?

これらのハードルそれぞれについてベストな判断をしなければ、問題は積み残されたまま放置されます。

しかし、経営者の役割は経営判断をすることであり、これらのハードルを処理することに貴重な時間を割くことは経営者の役割ではありません。

では、経営者が判断しなければならないことはなんでしょうか?

答えは、「問題を解決してくれる人材に相談すること」です。そして、「問題を解決してくれる人材に誰を指名するか」で、結果が大きく異なります。

問題を解決してくれる適任者を選任できた時点で、問題は90%以上解決したといっても過言ではありません。

相談相手に選ぶべきはスペシャリスト!?
スペシャリストとは?

スペシャリストとは、特定の分野を専門にする人、もしくは特殊な技能を有する人を指します。
会社の特定業務に特化している例としては、総務、経理、人事、法務、営業・販売、研究開発、技術者(エンジニア)、アナリスト、エコノミストなどが挙げられます。また、特定の資格を持って特定の業務をする例としては、医師、看護師、弁護士、弁理士、税理士、公認会計士、不動産鑑定士、社会保険労務士、司法書士などが挙げられます。

スペシャリストは、専門分野に特化した知識・経験を備えているため、特定の専門分野については圧倒的に問題解決能力があります。

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スペシャリストのデメリット
どんな会社でもいいわけではない

スペシャリストは、特定の専門分野に特化した知識・経験を備えているため、その分野に関する問題を解決する人材としては、これ以上の人選はありません。
しかし、その専門分野から外れた問題を含む場合にはパフォーマンスが落ちます。なぜなら、その分野に関する知識・経験が乏しいからです。
スペシャリストは、いわば専門医のような存在です。「○○の病気しか診ないが、その病気の治療なら誰にも負けない」という存在です。病気もはっきりしていて、原因も特定できていれば専門医の知識と経験を頼りにすれば大船に乗った気持ちで身体を預けることができます。一方で、現れている症状からは複数の病気が考えられたり、合併症の可能性があったりする場合は、ただちに専門医の治療をというわけにはいきません。その前段階として、病気を特定するためのより詳細な検査や問診が必要です。また、過去の既往歴や生活環境、薬のアレルギーなどをヒアリングすることも必要かもしれません。こういった段階を踏まずにいきなり専門医が最前線に立つことはありません。スペシャリストが専門領域を発揮できる場面は、実はかなり限られたものにならざるをえないのです。

このようなスペシャリストが問題解決の適任者として機能するのは、解決すべき問題を、その専門領域にスクリーニングした状態でバトンタッチできる環境が整備されている会社です。それは、規模の大きな会社であったり、部署ごとの役割がはっきりと分担されている高度に組織化された会社に限るでしょう。
つまり、プロフェッショナルを使いこなすことができる環境が備わっている会社でなければ、絵に描いた餅になってしまうのです。

問題の抜本的な解決にならない

スペシャリストは特定の専門分野に特化した知識・経験を備えていることの裏返しとして、他の分野の業務の知識・技能・経験は薄く視野が狭くなってしまう可能性があります。それが何を意味するかというと、会社が抱える問題の中に、スペシャリストの専門領域から外れた要素を内在している場合、その外れた要素については手付かずの状態で放置され、問題の解決が中途半端なものになってしまう可能性があるということです。さらに、問題が専門領域をまたぐ場合は、複数のスペシャリストと折衝することもあり得ます。
やはり、スペシャリストに問題の解決を託す場合は、問題を細分化し、どの要素をどのようなスペシャリストに相談すればいいのかを予め判断できる環境があること、つまり、問題を整理整頓したうえでスペシャリストに託すというスタンスをとることが求められます。

専門家の選定に時間がかかる

スペシャリストは、それぞれが得意とする専門領域をもっており、その知識・経験・ノウハウも十人十色です。資格で専門領域を区別されている場合もあります。一方で、専門領域についての知識を持たない一般の方が、専門領域の境界線を引くことはほぼ不可能です。つまり、解決すべき問題がどの専門領域のスペシャリストに託せばいいのかを判断
すること自体に大きな負担がかかるということです。

ジェネラリストが事象を整理整頓する

ジェネラリストとは、広範囲の知識・技術・経験を有する人を指します。
ジェネラリストが果たす役割は、「調整」です。問題全体を俯瞰し、問題の本質部分はもちろんその外延にあって問題を複雑にしている要素やその問題に付随して影響を受ける要素を発見し、適切な解決に導くための段取りを整理します。守備範囲の広さ、複眼的に事象を捉える力、対応できるレベルの高さ、コーディネート能力の高さなどが、ジェネラリストの強みといっていいでしょう。
また、経営者だけでなく、関係部署や社外の機関との連携も不可欠になることから、幅広い視点とコミュニケーションスキル・交渉力を備えています。

専門医との比較でいえば、ジェネラリストは総合診療医です。「どの領域でもきちんと対応できて、手術が必要なら的確に専門医(スペシャリスト)と連携ができる」という存在です。実は、スペシャリスト側にも「誰かに問題を整理してほしい」というニーズがあります。自分の専門領域で高いパフォーマンスを維持するためには、その専門領域以外の問題をスクリーニングし、自分の専門領域の問題のみを回してくれる橋渡し役が欲しいわけです。つまり、ジェネラリストが窓口になり、問題を整理整頓(スクリーニング)し、スペシャリストとスムーズな橋渡しをすることが求められるのです。

ジェネラリストに相談窓口を一本化

もうお分かりだと思います。

問題を抱えたとき、まず取るべき行動は、「ジェネラリストに相談する」ということです。ジェネラリストは問題解決に向けた適材適所を導く窓口になるのです。

ジェネラリストを活用することで、会社が得られるメリットとしては以下の点があげられます。

  • 問題をそのまま丸投げすればいい
  • 普段から付き合いのあるコンサルタントがジェネラリストとして対応するため、問題の背景をそもそも共有しており状況把握のためのヒアリングが簡易で済む
  • 問題の背景となった外延にまで守備範囲を拡大するため、問題の本質を捉え、抜本的な解決が可能
  • 相談窓口を1つに絞ることで、誰に相談すればいいのか?どこまで話をすればいいのか?という煩雑なステップを飛ばすことができる

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弊社のコンサルティングサービスはあなたの身近な相談窓口です。

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実はそんなことありません。

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